創造的情報メディア論(旧科目名:情報メディア論1)

 

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■ 更新情報 ■

・2019年度の講義日程が決まりました.


講義 創造的情報メディア論(旧科目名:情報メディア論1) 2019年4月9日(火)開講

1.講義のねらい
 情報システムは計算パワーを提供する単なる計算機から、人間の知性・感性・創造性に直接影響を及ぼす新たなメディアへと変貌している。様々な高度情報技術によって実現可能となるメディア形態を探求し、人間・社会の文脈で評価し、新たなメディアを創造するための基礎的素養の習得を狙いとする。

2.学修到達目標
 新たな情報メディアの創造のための基盤として、
  (1)メディアの歴史と役割
  (2)メディアとしての情報システムのあり方と問題点
  (3)ユーザインタフェースの基礎知識
  (4)実現アルゴリズム
を習得し高度情報技術によって実現可能となるメディアを創造することができる。

3.学修教育目標との関連
  A.志       10%
  B.専門知識    60%
  D.創造性     20%
  E.先見性・革新性 10%

4.講義概要
  様々な情報メディアの直観的かつ面白い実例やコンセプトの紹介などの概論的な内容と、知的処理の基本概念やアルゴリズムなどの厳密な内容から構成される。

5.成績評価
  ●教室での議論、毎回あるいは単元毎に出されるレポート、最終筆記試験で評価する。
  ●議論、レポート、筆記試験を組み合わせて評価し、60 点以上を合格とする。

6.対象とする受講生
  情報処理に関する基本的な知識や情報システムの開発経験,利用経験があることが望ましい。


講義日程

第1回
4月09日(火)
ガイダンス
第2回
4月16日(火)
第1部 『情報メディアとは?』
   (1)メディアの歴史
   (2)メディアとしての情報システム
第3回
4月23日(火)
第1部 『情報メディアとは?』
   (3)情報システムの変遷(ユーザインタフェースの観点)
   (4)現代の先端的コンセプトと実例
第4回
5月07日(火)
第2部 『情報メディアとしてのコンピュータの設計』
   (1)コンピュータの新たな役割:人間の知的・創造的な活動を支援する情報メディア
第5回
5月14日(火)
第2部 『情報メディアとしてのコンピュータの設計』
   (2)誤った情報メディア:人間の知的・創造的な活動の阻害
第6回
5月21日(火)
第2部 『情報メディアとしてのコンピュータの設計』
   (3)情報メディアの設計指針
第7回
5月28日(火)
第3部 『ユーザインタフェースの基礎』
   (1)歴史
   (2)身体特性(生理特性,認知特性,感性・知性)
第8回
6月04日(火)
第3部 『ユーザインタフェースの基礎』
   (3)入出力のメディア、モダリティ、機器
第9回
6月11日(火)
第3部 『ユーザインタフェースの基礎』
   (3)入出力のメディア、モダリティ、機器
第10回
6月18日(火)
第3部 『ユーザインタフェースの基礎』
   (4)デザイン手法
   (5)評価手法
第11回
6月25日(火)
第4部 『現代の先端的実現アルゴリズム』
   (1)認識・合成アリゴリズム
第12回
7月02日(火)
第4部 『現代の先端的実現アルゴリズム』
   (2)記号的知的処理アリゴリズム(Symbolic AI)
第13回
7月09日(火)
第4部 『現代の先端的実現アルゴリズム』
   (3)計算的知的処理アリゴリズム(Computational AI)
第14回
7月16日(火)
第5部 『次世代ユーザインタフェースのコンセプトと実例』
   (1)コンセプト:RVI(Real,Virtual and Intelligent)コンセプト
   (2)実現方式:Symbolic & Computational AI
   (3)情報メディアの研究事例
第15回
7月23日(火)
総合討論およびテスト

●開講日:2019年4月9日(火)

●講義時間:火曜日4限目 14:40-16:10(90分)

●講義場所:西10号館 2階 233大会議室
      地図56番:https://www.uec.ac.jp/about/profile/access/

●問合せ先:電気通信大学 大学院情報理工学研究科
      田野俊一(tano@is.uec.ac.jp, Tel:042-443-5665)